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住宅ローンとカード借金で行き詰まった時は?


住宅ローンの返済とカードの借金が重なってしまい、キャッシングに手を出してしまう人はとても多いです。 そんな多重債務に陥ってしまった際、プロならどのように脱出するのかを徹底紹介!
事例と併せて、解決策のアドバイスまで、FPであり、専門家としてご活躍中のノーリエ合同会社 代表社員 村井一則様に、詳細に解説していただきました!

村井一則ノーリエ合同会社
代表社員 村井一則

住宅ローンで綱渡り状態となった借金地獄

住宅 長期で住宅ローンを組むには、収支状況の変化「転職による年収の減少・教育資金・老後資金」などのイベントに備えた対策を講じておく必要がありますが、住宅購入で気持ちが高まってしまうと住宅ローン返済能力を超える資金計画になっていることが良くあります。

その結果、数年後に住宅を処分⇒自己破産に至るケースも少なくないのです。

そこで今回は、カード借金が原因によって住宅を手放すことになった実例を紹介します。

【結婚3年目にして2,480万円のマンションを購入した佐々木さん(30歳)の場合】

25歳で住宅購入できたことに喜びを感じ、快適な住宅ライフを夢見ていた佐々木さん。

佐々木さんは、ローン返済計画において、「住宅ローンの毎月の支払は87,335円でしたが、当時は賃貸マンションに住んでいた家賃よりも安く、収入も安定していたので、特に不安を感じていなかったそうです。」

しかし、購入から2年後の夏に人生の歯車が狂い始める出来事が佐々木さんを襲いました。

それは、経営不振に陥った勤務先事業所の統廃合による営業所閉鎖!

あまりにも突然過ぎた宣告に佐々木さんは、戸惑いを隠せなかったそうです。

念願のマンションを購入した佐々木さんは、本社勤務を命じられたものの、本社が住宅から500キロ以上も離れた地域であったことから早期退職を選択したそうです。 幸いにして再就職はすぐできましたが、月の給料が3万円も下がってしまったそうです。

2年ぐらいは、生活費を切り詰めて耐え忍んでいたそうですが、住宅ローンの支払いが引き金となり、消費者金融に頼ってしまったそうです。

6年目にして住宅ローンの金利負担が家計を圧迫

当初5年固定金利型の住宅ローン契約していた佐々木さんは、6年目にして金利上昇分の負担が家計を圧迫していきました。(固定金利特約期間終了後に返済額が増えるタイプ)

家計の「ダウンサイジング」に失敗してしまった結果、足りない分の生活費をクレジットカード払い・消費者金融のカードローンに頼ってしまったそうです。

ダウンサイジングとは、収入に応じて生活レベルを調整していくものなのですが、一時的に出来ても継続できない家庭の方が圧倒的に多いのが現状です。

佐々木さんは最初のうちは、借入に対して罪悪感もあったそうですが、カードローンの利用を続けるたびに抵抗が薄れていき、5年目にして債務超過状態(返済不能)となったそうです。

結局のところ、最終的には弁護士に相談し、競売して自己破産に至ったそうです。

他人からすると、見通しの甘さが引き起こしたと言ってしまえばこの話は終わりです。しかし、会社が潰れて転職する話は珍しいことではなく、むしろ倒産による失業は増えてくるのではないかと思えるのです。

現に株式会社は30年で、その99.98%が消えています。

住宅ローンを借りている人の多くは、銀行金融機関の3年固定金利型・5年金利固定型の金利優遇型で住宅ローン融資を受けている場合が多く、収入減少と金利上昇の支払いに耐えきれなくなる『住宅破綻』に陥ってしまうケースは、毎年数件あります。

「住宅を手放したくない気持ち」が強い方ほど、消費者金融に頼る人もいますが、そもそも住宅ローンの金利を払えない状況では、金利の高い借金の返済ができないことを理解しなければいけないのです。

最悪の状態を回避できる方法はなかったのか?

回避策はあるのか?

まずは、「自力再建不能」であることを自覚することです。 払えない状況にあることを素直に認め、その上で、銀行に相談し「リスケジュール=返済条件の変更」に応じてもらえば住宅を維持できる可能性が残されていたことでしょう。

この方法は、住宅ローンを延滞していなければ、金融機関は良心的に応じてもらえるテクニックのひとつなのです。(銀行は最低でも金利だけでも払ってもらえればと考えている為)

相談者のなかには、返済不能というレッテルを張られたくないと相談に行けないでいる人もいますが、延滞すれば、金利優遇の適用から外され、残金一括返済を求められる最悪の結果しか残っていません。 借金から逃避したい気持ちは分かりますが、デメリットはあってもメリットひとつないのです。

早期相談によって、一定期間『金利だけの返済』を認めていただいた事例もあります。 カードローンで借りてローンの返済を補填するよりも、リスケジュールしてもらった方が、堅実的で返済の見通しを立てやすいのです。

借金の問題に見通しは家計改造もセットで行う

最悪の状態を脱する方法として、不安要因をすべて洗い出し、住宅ローンの返済見直し&家計の見直し(食費・携帯電話・水道光熱費・保険料・車両費・クレジットカード・税金等)をセットで行います。

その理由としては、家計破綻する要因として、収支予測の甘さがありますが、貯蓄できない家計体質になっている場合も少なくないからです。

第3者の目で見て、無駄な出費をしていたことを本人が自覚することが自力再建するための第一歩なのです。

過去のカードローンによる事故歴など他人に知られたくないと思う方は多いですが、なぜそのような行動に至ってしまったのかを振り返ることも大切なリハビリだと思っております。

借金する行為は決して悪い行為ではありません。

カードローンによってお金を借りるというのは、『大金を自分のお金で買う行為』であり、言い換えれば「お金を貯める時間をお金で買う」⇒時間をお金で買えることができる金融サービスなのです。

カードローンは、上手に利用さえできれば経済面以外に、人としての成長が期待できる仕組みでもあるでしょう。

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